Ordinary Studioを作るとき、いちばん考えたのは、お子さんの気持ちをいちばん大事にする、ということでした。
言い換えれば子供ファースト、ということです。
安心して過ごせる、安全である、ということはもちろんですが、撮影のために、お子さんに負担になることはできるだけしない、無理強いはしない、ということです。
これは、写真を撮るために無理になにかしてもらったり、気分が乗らなくてやりたがらないことをやってもらったりすることはしないで、お子さんの自主性を尊重する、という意味もあります。
私が年間通して撮影させていただいている幼稚園のなかに、モンテッソリー教育を取り入れている園があります。
モンテッソリーでは、子供の自主性を尊重し、なにかするときは自分で選んでもらう、子供自身に決めてもらう、ということをすると、担当の先生にうかがいました。
私も自分の子供を育てる中で、そういう気持ちを持っていることを感じることがたくさんありました。
どんな小さいお子さんでも、物事を自分で決めたい気持ちがあること。
それを尊重して、そのお子さんと一緒に撮影を作り上げたい。
そんなふうに思いながら、毎回撮影しています。